特別な結婚指輪には特別仕様を
結婚指輪を夫婦で手作りするのは、最高の思い出になるでしょう。ただ最高の思い出には、最高の結婚指輪。最高の結婚指輪を実現させるために、夫婦の誕生石を入れてみてはいかがでしょうか。
夫婦の誕生石が指輪に入れば、指輪に対する思いも強くなることでしょう。また会えない時間が続いたとしても、常に相手が側にいるという感覚にもなれます。お金が少々かかるのが厄介なものですが、検討だけしてみる価値はあるでしょう。
誕生石誕生秘話!
誕生石が登場したのは、聖書の時代。当時の大司祭がつけていた胸当てに、12個の宝石が使われていたというものです。大司祭は神様のお告げを民衆に伝えるという、大変徳の高いお仕事。神様の代理的な役割を果たしていました。
さらに別の説では、城に12個の宝石が飾られたというものがあります。飾られた12個の宝石はとても美しかったそうで、神様の御使いの方々の名前がつけられていたとのこと。誕生石に隠されたバックボーンは、想像以上のスケールです。
誕生石は商売のために生まれた!?
ただ神聖なる12個の宝石が何かは、ハッキリ分かっていません。というのも宝石の呼び名は、時代によって変わります。しかも宝石は昔から世界中を駆け巡っているので、何の宝石が誕生石なのかも定まっていません。国も混乱に巻き込まれ、宝石どころの騒ぎではないのです。
そこで1912年に、アメリカの宝石業者の間で「誕生石」が正式に設定されました。「宝石の売上向上のため」というアコギ商売が目的です。一気にロマンは崩れてしまいましたが、問題ございません。
大地からの神聖な贈り物
誕生石の誕生は、確かに商売によるものです。でも古代時代の人にとっての宝石は、大地からの贈り物。とても神聖なものでした。宝石業者がいなかったとしても、世界各地で宝石を特別視する風習は生まれていたことでしょう。
もちろん日本も、例外ではありません。日本は古来より、自然のものを「神様」として祀ってきたのです。結婚指輪に誕生石を埋め込むというのは相手を思うのではなく、幸運の神様を引き入れる「おまじない」でもあるのです。