分かるようで分からないブランドとメーカー
ブランドとメーカーの違いを説明できるでしょうか。結婚指輪について色々調べる際に、必ずぶち当たるワードは「ブランド」と「メーカー」です。何となくは理解しているでしょうが、具体的に説明するとなると言葉に詰まるもの。
そこで「ブランド」と「メーカー」の違いについて、掘り下げます。2つの意味の違いが分かれば、結婚指輪選びはかなりスムーズに進むでしょう。
ブラントとメーカーの違い
ブランドとは、商標や銘柄。メーカーは製造元です。例えば「A」という店の名前があったとしましょう。A店は店オリジナルのブランド製品を取り扱い、特に「A」というロゴが入った結婚指輪は大人気。A店の結婚指輪を製造しているのは、B工房です。B工房はA店から注文を受けて結婚指輪を製造。A店に運び販売している形を取っているとします。A店が「ブランド」となり、指輪を製造しているB工房は「メーカー」になるのです。
ただ最近は、ブランドとメーカーの区別があいまいになりつつあります。ブランドでも自社で工房を立ち上げて、直接ジュエリーを手掛けている所も増えてきました。逆にメーカーが独自のブランドを立ち上げて、販売を手掛けている所もあります。
大手ジュエリーブランドは元々メーカーだった?
大手ジュエリーブランドの場合、メーカーとして立ち上がった後に「ブランド化」しているパターンです。世界的なブランドでも歴史を遡ると、当初は工房として設立された経緯がございます。
逆にブランドとして立ち上がった後に「メーカー」として事業を展開しているのが、所謂「町の宝石屋」です。分かりやすいのはセレクトショップ。当初は各方面からブランドの指輪を集めていたものの、後に自社ブランドを立ち上げて販売しているというパターンです。
どちらの店に行けばいいのか?
知名度的に見ると、ダントツに高いのはメーカーからブランドへ移行した店でしょう。大手ジュエリーブランドの名前が連なっているので、クオリティは約束されたのも同然です。
でもブランドからメーカーに移行した店も、クオリティ面では負けていません。色んなタイプの店を回り、素敵な結婚指輪を見つけだして下さい。